ニュージーランドで小さい赤ちゃんを産みました

初めての赤ちゃんを高齢で妊娠・出産しました。premature baby で生まれた赤ちゃん記録です。

最初の数日

生後2日ごろからは体もずいぶん楽になり、自分の病棟でゆっくりするのが退屈にもなりながら、数時間ごとに赤ちゃんに会いに行くという行動を続けました。SCBUに行くと赤ちゃんの担当の看護師さんに無理をせずにゆっくり休むように言われましたが、周りを見渡すと同じような状況のお母さん達ですでにMaternity Wardから退院している人達はみな一日中赤ちゃんのそばに居るようだったので 初めのうちはどのくらい赤ちゃんの訪問をするべきなのか考えさせられました。私の赤ちゃんは保育器から初めはあまり出してはいけない様子だったので保育器のドアから赤ちゃんの手足を触る程度しかできなくて、推奨されているSkin To Skin もすぐにすることはなく、おそらく3日間くらい待ったと思います。看護師さん、ラクテーション コンサルタント そして助産婦さんには赤ちゃんに会った後に搾乳するもしくは赤ちゃんの写真を見ながら搾乳することによって母乳が’増えると言われましたが、量はあまり増えることはありませんでした。
私の退院が近くなり、病棟のコーディネーターの看護師さんに赤ちゃんのために入院の延長を頼んでみましたが忙しい病棟のため出産の5日後に私は退院という事になりました。実は入院中私の赤ちゃんがSCBUにいるという事で、Maternity Wardの配慮で赤ちゃんの居るお母さんとの2人部屋にならないようにするために私の病室は毎日移動という形でした。ほとんどのお母さんたちは出産してすぐに退院となるようで、その分Maternity Wardの助産婦さん達に親切にしてもらえました。
退院した時に、家で使うための搾乳機をレンタルするために急いで勧められたお店などに問い合わせましたが借りることが出来ず、たまたま見かけたSCBUのラクテーション コンサルサントに相談したらSCBUのレンタル用を無料で借りれることになりました。
ニュージーランドの良いところは相談すると皆、手を差し伸べてくれる事。その分自分から色々言わないといけないですが 何もかも手探り様態だったので気にはなりませんでした。私の赤ちゃんの隣にいる赤ちゃんは一日早く生まれて、お母さんも私より早く退院することになったのですが、そのお母さんが涙をこらえながら産んだばかりの赤ちゃんを病院に置いて先に帰る辛さが私や近くにいたお母さんにも伝わって来て、皆感情的になっていたと思います。この時お互いが手を差し伸べることによってみんなで前に進めるような気分になり、その後同じ境遇でSCBUに通うお母さんとお父さんとの関係が私にとっても大きな支えになりました。