ニュージーランドで小さい赤ちゃんを産みました

初めての赤ちゃんを高齢で妊娠・出産しました。premature baby で生まれた赤ちゃん記録です。

その日の夜

出産後、私は手術後のオブザベーションのため別の病棟に移動、体は動かなくても意識はしっかりあるので担当の看護師さんとお喋りして過ごしてからようやくMaternity Wardに戻りました。手術自体はとてもスムーズにいったという事で夕方までゆっくりと休み、薬が切れ始める前に痛み止めの薬を飲むという状態でした。夜になり看護師さんから赤ちゃんに会いに行くために車いすを用意してもらってSCBUに行く準備しました。痛みはありましたが思ったより簡単に体を動かすことができました。
入院したその日の夜にSCBUを訪問してなんとなく雰囲気はつかめていたものの、実際自分の赤ちゃんがその場にいるという現実が不思議な気分で 赤ちゃんに会いに行きました。初めて見る赤ちゃんはレベル2と呼ばれるエリアで保育器に入っていて、出産する前に勝手に想像していた対面とはかなり違うものでした。普通ならここでかわいいと素直に親としての喜びを感じるのだろうと客観的に感じながらも、無事に生まれてきてくれて良かったという安堵感もあったと思います。担当の看護師さんが赤ちゃんの状態の説明をその時にしてくれたのですが、呼吸器は出生後の4時間だけ使用しただけであとは自分で呼吸が出来る状態だと知らせてくれました。ただ先生が赤ちゃんの足に管を通すために針を刺そうとかなりの時間試みたそうですが,血管があまりに細いため大変だったとも言っていました。そのため私はその時点で赤ちゃんにフォーミュラのミルクを出す許可を出しました。そうすることで赤ちゃんが鼻から管でミルクを飲むことが出来るからです。1700グラムの赤ちゃんに痛い思いをさせるのは可哀そうだと思ったのが理由ですがそうして良かったと今でも思ってます。看護師の方がいうには赤ちゃんを早く産むと母乳が出にくいと言っていたのですが、確かにそうでした。