ニュージーランドで小さい赤ちゃんを産みました

初めての赤ちゃんを高齢で妊娠・出産しました。premature baby で生まれた赤ちゃん記録です。

母乳を通じての別れ

ペアレント ルームを出る前にお世話になったパート タイムのラクテーション コンサルトの女性が挨拶に来てくれました。彼女は週3日程度しか働いでいませんでしたが、母乳を与える練習を始めてから退院一週間前までは本当にお世話になりました。彼女は自身の仕事が天職であり今の職場がとても好きだというだけあって病棟でも明るくほかのお母さん達に接している姿をみても彼女の言葉は真実だとすぐにわかりました。
彼女に指示されてつけていた母乳記録を見て、母乳があまり増えることがなかったことで今後 薬を続ける必要はない事を彼女は告げた後、今後母乳を無理して続けることは時間と労力を考えてもあまり意味のない事だという彼女のなりの考えを私に示しました。 
それでも今後、母乳についてのサポートが欲しいときは彼女に会いに病棟に行っても良い事、そしてコミュニティのラクテーション コンサルサントにもリファーラルを送る事がが出来るとも言われました。この時は病院を出たら様子を見て母乳については考えようと思ったので彼女の話を参考に今後を決めるという趣旨を伝えたと思います。

出発

翌朝、看護師さんがペアレント ルームに来て 赤ちゃんの体重を量ると前日減った分の体重が増えていました。その報告を先生にしてくると言われてからすぐにいつもとは違う小児科の先生、ジュニア ドクターと医学生の3人が面談にやってきました。先生曰く、常勤の先生と昨日、私の赤ちゃんの話を聞いていてこれまでの経由をキチンと把握しているようで 今日赤ちゃんは退院できるとのことでした。先生が、退院の決め手は両親が赤ちゃんを家に連れて帰りたいという気持ちがあるかどうかが大事で、私が昨日も赤ちゃんを早く連れて帰りたいという気持ちを伝えていたのが良かったようでした。24時間体制で赤ちゃんのケアをうけている状態から、自宅に赤ちゃんを連れて帰るというのは
やはり大きなステップで親が赤ちゃんのケアが出来るという自信が大切だという事です。
この時に先生からの説明で低体重の赤ちゃんはビタミンと鉄分の薬を1歳の誕生日を迎えるまで続ける事。そして逆子だったのでその後 足の検査のためにX'Rayを受けるという事でした。あとは退院後の数週間はホーム ケアのチームの看護師さんが家庭訪問をするという事で、赤ちゃんの体重がたくさん減るとまた病院に戻ることになるという事でした。面談後は退院のためのプロセスとして、ジュニア ドクターの診察、処方箋の準備、デイスチャージ レター そして看護師さんが私たちの使用する赤ちゃんのカプセルのチェックなどで結局3時間程滞在する事になりました。

前に進むために

先生から好きなようにフィーデングをして良いと言われてから、その日看護師さんが私たちを訪問に来たのはシフトの始めの時間の挨拶だけでした。用事があればナース ステーションに電話をするように指示を受けました。ペアレント ルームはホテルの様にオンスイートがあり部屋に小さい冷蔵庫とテレビが設置されているので私たちはいつものようにベットで自由な時間を過ごしました。大げさですが周りの人に監視されていない、自由な環境がこんな素晴らしいのかと感じながらです。フィーデングに関しては母乳は数回与えましたが基本的にはボトル中心でミルクを与えました。昨日減った体重を確実に増やすためで、夜にどうしても与えないといけない量のミルクが飲ませられない時に、ナース ステーションに赤ちゃんを連れて行き、担当の看護師さんに頼んで残りのミルクを赤ちゃんにあげてもらった程です。この看護師さんからは前にも何度かミルク ボトルを使う指導を受けていていたので、会いに行ったら快く引き受けてくれ 赤ちゃんもあっという間にミルクを飲み終えました。